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2020年10月18日 (日)

神殿の奉仕を共有する

 首都圏には、巨大な「地下神殿」があると言われます。埼玉・春日部市にある首都圏外郭放水路です。国道16号の地下50mに作られた長さ6.3kmの放水路で、世界最大級とのこと。周辺の中小河川で洪水が起きると、水の一部を江戸川に流し、被害を減らすそうです。昨年の台風19号の時も大活躍し、周辺地域は洪水を免れたと聞きます。

 「地下神殿」と呼ばれるのは、江戸川に注ぐ直前の巨大な水槽です。水の勢いを弱め、スムーズに排水するための設備だそうです。長さ177m、幅78m、高さ18mの水槽の内側に、重さ500トンの柱が59本そびえています。見た目の雰囲気から、「地下神殿」と呼ばれるようになりました。公式の愛称は「彩龍の川」です。「彩龍」とは、「彩の国=埼玉の龍」という意味なのでしょう。地元・春日部市には、龍が住民を災害から守った伝説があるそうです。ひょっとしたら「地下神殿」は、龍を祀る神殿なのかもしれません。

 龍は、古くから神として祀られました。もともとは、中国から伝わる信仰のようです。水や天候を支配する神とされ、中国皇帝のシンボルにもなりました。日本でも水を司る神と言われ、竜神、竜王、竜宮などと呼ばれます。雨乞いの儀式や豊漁祈願の祭りが、今も日本各地で行われるようです。

 5月の「こいのぼり」も、この信仰と関係があります。中国の次のような伝説に由来します。「『龍門』と呼ばれる川の急流を登りきると、鯉は龍になる。」ご存知の通り、これが「登龍門(登竜門)」という言葉の語源です。龍は支配者の象徴なので、「龍になる」とは立身出世を意味します。

 一方、聖書では、龍(竜)はサタンの象徴です。サタンはイエス様を誘惑し、こう言いました。「国々の権力や栄光は、全て私に任されている。私は、望む人にそれらを与える。私にひれ伏すなら、全てはあなたのものだ。」イエス様はもちろん、この誘惑をはねのけました。でも世の圧倒的多数の人は、この誘惑に負けそうに感じます。

 人類の歴史は、サタンとの戦いの物語でもあります。サタンは、エデンの園でアダムとエバを誘惑しました。二人はその誘惑に負け、天地創造の神を裏切りました。彼らの子孫も、サタンの悪影響を受け続けました。創造主に逆らう生き方をし、地上に悪が満ちました。人々は、サタンの手下である悪霊たちを神々として祀りました。世界に闇が広がる中、創造主なる神は、人類をサタンの支配から救う計画を進められました。アブラハムと彼の子孫を通し、その計画は徐々に明らかにされました。

 サタンや悪霊と手を切り、創造主だけをあがめるため、アブラハムは祭壇を築きました。モーセたちは、幕屋を作りました。ソロモン王は、エルサレムに神殿を建設しました。幕屋や神殿の奉仕は、祭司やレビ人が担当しました。彼らは、ユダヤ人をはじめとする全ての人が天地創造の神を礼拝するために仕えたのです。

 時が満ち、神の救いの計画は新たな段階に入りました。イエス・キリストが、全く新しい神殿の建設を始められたのです。信じる人々自体が創造主を祀る神殿となり、互いに組み合わされ、建て上げられます。この神殿には、聖霊なる神が住まわれています。

 エルサレムから始まったこの神殿建設は、世界中に広がり、今も工事中です。さまざまな人々が、神殿の一部とされています。世界各地で教会堂に集まる人。家に集まる人。お店や職場で集まる人。オンラインで集まる人。地上にも地下にも集まる人がいます。イエス様を信じる人は、誰もが祭司であり、神殿の奉仕を共有しています。私たちは、世界中の人が創造主を礼拝するお手伝いをさせていただけるのです。

「私たちは神のために働く同労者であり、あなたがたは神の畑、神の建物です。」「あなたがたは、自分が神の宮であり、神の御霊が自分のうちに住んでおられることを知らないのですか。」(Ⅰコリント3:9、16)



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