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2020年12月 6日 (日)

「平和の君」の栄光をたたえる

 クリスマスが近づくと、例年はNHKの大河ドラマが大詰めを迎えます。たいていは、クリスマスストーリーとほとんど関係のない歴史物語です。でも私はほぼ毎年、興味深く視聴しています。受信料収入の多くを費やすNHKの看板ドラマは、どんなフィナーレを描くのか、関心があるからです。ただ今年は、コロナの影響等で勝手が違います。撮影をしばらく休んだ影響で放送が遅れ、最終回は来年2月初めだそうです。コロナ同様、続きは来年に持ち越しのようですね。

 今年の大河は「麒麟がくる」ですが、「麒麟」は中国神話に登場する霊的な動物です。(動物園のキリンとは違います。)形は鹿、顔は龍や獅子のようで、角があります。体には鱗があり、毛は黄色か金色のようです。非常に穏やかで優しい性格とのこと。仁徳のある、立派な王が治める平和な時代に現れると言われたようです。

 「麒麟がくる」が描く戦国時代、人々は平和に飢え渇いていました。有力な武将たちの勢力争いにより、日本中で戦乱が続きました。戦いの中で、多くの人が命を落としました。その戦国の世は、どのように終わるのか。泰平の世を開く人物は、誰なのか。麒麟はいつ、どのように来るのか――。それが今回のドラマのテーマのようです。

 ドラマの主人公・明智光秀の娘たまは、キリシタンになりました。細川ガラシャです。でも父・光秀は、キリシタンに好意的ではなかったようです。イエズス会のルイス・フロイス宣教師は、彼のことを「悪魔と偶像の大いなる友」と呼んでいます。「神社や仏前で熱心に拝んだ」という意味かもしれません。麒麟は竜の仲間で、偶像の一つと言えますが、光秀が拝んだかどうかは分かりません。

 世界が平和でなくなったのは、人類の罪の結果です。エデンの園は最初、平和でした。創造主なる神と人との関係、人間同士の関係、そして人と環境との関係に平和がありました。ところが人は神を裏切り、平和な関係全てにひびが入ったのです。その結果、世界に争いや人殺し、戦争が起き始めました。

 でも神は、そうなることを初めからご存知でした。そして世界の平和を回復するため、人の理解を遙かに超える壮大な計画を進められました。創造主なる神ご自身が人となり、永遠に平和を築く計画です。

 この計画の抵抗勢力は、悪魔と偶像――つまりサタンと悪霊たちです。エデンの園でサタンは人を誘惑し、平和の破壊工作に成功しました。その後もさまざまな悪霊の働きを通し、世界中の人々を偶像の神々の支配下に置いています。平和の回復を妨害し続けているのです。

 イエス・キリストは、エデンの平和を回復するため、この世に来られました。「平和の君」という名で呼ばれ、永遠に平和な時代をほどなく完成して下さいます。「平和の君」の誕生を告げたのは、麒麟ではありません。天使たちでした。彼らは天の栄光と地の平和を喜び、神を賛美しました。

 永遠に平和な時代は、人の力では到来しません。天から下ったお方が神の力で実現し、「みこころにかなう人々」にプレゼントされるのです。それは仁徳のある、立派な人々という意味ではありません。たとえ立派でなくても、平和の君を信じ、天からのプレゼントを受け取る人々です。

 イエス様は、全ての人を愛しておられます。永遠の平和の贈り物を受け取ってほしいと、強く願われています。今年はコロナ禍で、平和な年ではありませんでした。でもこのクリスマスには、多くの人が「平和の君」の贈り物を受け取り、その栄光をたたえられるように願っています。

「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」(ルカ2:14)

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