« 「平和の君」の栄光をたたえる | トップページ | 神のことばの栄光をたたえる »

2020年12月13日 (日)

約束のメシアと和を結ぶ

 コロナ禍により、日本全国で自殺者が増えているようです。自殺者数は2003年の約3万4千人がピークで、その後は年々減り続けていました。過去10年間は急激に減少し、昨年は約2万人にまで減ったそうです。ところが今年は緊急事態宣言が解除された後、7月以降に自殺者が増え始めました。10月は2,153人となり、5年前の水準に戻ったそうです。10月に自殺した人は、1月からの10ヶ月間にコロナで亡くなった人より、383人も多かったとのこと。

 特に、女性の自殺者が急増しました。10月の男性自殺者は昨年より21.3%増えたのに対し、女性は82.6%増加したそうです。コロナ禍で経済が落ち込み、女性の貧困が極まっていることが、大きな要因と見られています。

 海外では、「コロナうつ」が増えているとも聞きます。フランスでは9月末から11月初め、うつ状態にある人が2倍に増えたそうです。特に若者や経済的に困っている人に多いとのこと。夜間外出禁止やロックダウンがあり、孤独感や将来への不安を抱える人が増えている模様です。

 フランスの学校では9月の年度初めに毎年、自殺未遂が増加しますが、今年は特に多いようです。自殺未遂で搬送される15歳以下の子が、昨年の2倍に増えた病院もあるとのこと。度重なる外出制限によるストレスや、ウイルスへの恐怖等が原因と見られています。

 日本でも、新年度や新学期の頃に自殺が増えると言われます。15~39歳の日本人は、死因のトップが自殺です。

 今は世界中で、多くの人が助けを必要としているように見えます。本当の助けはどこから来るのか、私たちは知る必要があります。それは、天と地を造られた神から来るのです。

 イエス・キリストが生まれた頃にも、うつになり、自殺未遂をした人がいました。ヘロデ大王が、その一人です。彼はたいへんなやり手で、権力とお金を手にしました。ローマ初代皇帝アウグストゥスにも認められ、ユダヤの王に任命されました。

 ヘロデはユダヤ教に改宗したエドム人の家系で、ダビデ王朝の血筋ではありませんでした。律法の教えも守りませんでした。ユダヤ人たちの支持を得るため、彼はエルサレムの神殿を大幅にリフォームし、壮大な建物にしました。ただ神殿の外側には、ローマ帝国の象徴である金の鷲を設置したそうです。さらにヘロデは自分が王位を奪った旧王家の美しい娘と結婚し、子供も生まれました。でも後に自分の王位を脅かしそうな子供たちを殺し、妻もその親族も殺害しました。

 晩年は皇帝の信頼も失い、病気で体調を崩し、うつと被害妄想、孤独感に苦しんだようです。彼も、創造主なる神の助けを必要としていました。でも残念ながら彼は、最期まで神に助けを求めなかったようです。

 イエス・キリストは、全ての人を助けるため、私たちの世界に来られました。イエス様は、旧約の時代から預言されていた約束のメシア、救い主です。

 ヘロデ大王はメシア誕生の知らせを聞いても、神の助けを願うどころか、また邪魔者が現れたとしか考えませんでした。でも一方、はるばる遠くから、その幼子の下に馳せ参じた人たちがいました。東方の博士たちです。彼らは誰だったのか、詳しいことは分かっていません。ユダヤ人以外の人々、全世界の異邦人を代表して、メシア誕生のお祝いに来たとも考えられます。創造主に助けを求めるため、博士たちはメシアと和を結びに来ました。

 救い主と和を結ぶ人は、どんなに厳しい状況下でも、神の助けに希望を抱くことができます。コロナ禍の困難やうつ状態を克服することもできるのです。

「その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。それから家に入り、母マリアとともにいる幼子を見、ひれ伏して礼拝した。そして宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。」(マタイ2:10-11)

|

« 「平和の君」の栄光をたたえる | トップページ | 神のことばの栄光をたたえる »

礼拝」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「平和の君」の栄光をたたえる | トップページ | 神のことばの栄光をたたえる »