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2021年2月21日 (日)

人生の軌道修正をする

 先週は、NASAの火星探査車「Perseverance(パーサヴィアランス、愛称パーシー)」がニュースになっていましたが、今日は米国のパーシーではなく、日本の「はやぶさ2」のお話をします。 

 小惑星探査機「はやぶさ2」は昨年12月、小惑星リュウグウの石を地球に届けました。52億キロの旅を経て地球に帰って来た時、はやぶさ2は2種類のエンジンを使い、軌道を修正したそうです。化学エンジンとイオンエンジンです。

 化学エンジンとは、化学燃料を燃やして噴射し、前に進むエンジンです。ロケット打ち上げの時に私たちが目にするエンジンです。このエンジンは短時間で大きな力が出ますが、燃料がたくさん必要です。

 一方、イオンエンジンとは、イオンを外側に噴射して前に進むエンジンです。(こんなエンジンがあることは、先週まで知りませんでした。笑)このエンジンは加速するのに時間がかかりますが、比較的少ない燃料で長時間動くそうです。打ち上げ後の人工衛星や宇宙探査機の軌道修正に用いられるとのことです。

 「はやぶさ2」の軌道修正は、昨年9月から12月まで計6回行われました。1回目はイオンエンジン、その後は化学エンジンが使われたそうです。最後の軌道修正前に石の入ったカプセルを地球に落とし、探査機はその後、地球から再び離れ去りました。リュウグウの石を地球に届けるミッションを完了し、はやぶさ2は次のミッションに向かったのです。

 軌道修正する時は、エンジンが秒単位で正確に噴射したそうです。例えば4回目の噴射では、化学エンジンが最初に16秒、その後また1秒噴射しました。それらの噴射で、軌道を0・0085度(!)変更したそうです。最後の軌道修正では、4つの化学エンジンが30秒ずつ、3回噴射しました。

 プロジェクトチームは、遙か遠くにある探査機の場所や進行方向、速度等を正確に把握していました。どのエンジンを何秒間噴射すべきか正確に計算しました。そしてその通りの指示を伝え、探査機を動かしたのです。驚くべきほど高度な技術ですね。

 私たちの人生も、時には軌道修正が必要です。最初から目的地が一カ所で、そこにまっすぐ突き進む人は、まずいないからです。大地震やコロナ禍のように想定外の出来事が起き、軌道修正を迫られる場合もあります。

 はやぶさ2を参考にすると、軌道修正に必要なことは少なくとも5つありそうです。第一に、自分の人生のミッション(使命)を知っていること。これを知らないと、正しい軌道も分かりません。第二に、自分はミッション達成の軌道に乗っているか確認すること。第三に、正しい軌道に乗るにはどんな修正が必要か理解すること。第四に、軌道修正にはエネルギーや力がいること。そして第五に、軌道修正は一度だけとは限らないことです。

 イエス・キリストは、全ての人に人生の軌道修正を求めに来られました。私たちは自分のミッションをよく知らず、正しい軌道から外れていました。イエス様は、そんな私たちに人生のミッションとは何かを教えて下さったのです。私たちのミッションは、この世の旅を終え、永遠の祝福の世界に帰ることです。

 イエス・キリストを信じる人は、このミッション達成の軌道に戻ることができます。みことばや聖霊の導きにより、私たちは何度でも的確な指示を受け取れます。軌道修正に必要な力やエネルギーも、全て与えられます。私たちには、まさに神的な、驚くべき軌道修正の道が与えられているのです。

「そこでイエスは彼らに答えられた。『医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人です。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためです。』」(ルカ5:31-32)



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