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2021年3月21日 (日)

献身的な家族となる

 先週は韓国の音楽グループ「BTS」が、グラミー賞の受賞を逃したと報道されました。BTSは、2013年にデビューした男性7人のヒップホップグループです。強烈なダンスパフォーマンスに定評があり、ネットを活用して人気を得て来たそうです。

 今回グラミー賞にノミネートされた「Dynamite」という曲は昨年8月に発表され、米国ビルボードのシングルチャートで1位に輝きました。韓国人アーティストとしては初めての快挙。アジア人としては、1963年に坂本九の「SUKIYAKI(上を向いて歩こう)」が1位を獲得して以来だそうです。

 「Dynamite」は、新型コロナによる無気力感や虚脱感を突き破る「ヒーリングソング」とのこと。世界中の多くの人が、この曲に励まされたのかもしれません。

 彼らの人気を支えるのは、「ARMY」と呼ばれる熱烈なファンたちのようです。公式YouTubeチャンネルの登録は、5千万人を超えています。オンラインライブでメンバーの食事の様子が流れ始めると、すぐに数百万人が視聴するそうです。

 この人気に注目する学者たちは、昨年1月にイギリスで「BTS学会」を開きました。世界20数カ国から140人以上が参加。参加者の一人だった、ある牧師はこう言っています。「500万人の人がオンラインライブを見て、同時に『愛』を共有している。」「倫理や価値への集団的合意。(アーミーの)献身的な行為。・・・別次元へとつながるような体験……。『宗教』としての機能のほとんどをBTSは満たしている。」

 他の人たちも、こう付け加えます。「ファンの多くは、自分の生まれ育った国より、アーミーというアイデンティティーへの帰属意識がある。」「BTSは、世界中の人々が悩みや思いを共有するための媒体のような役割を果たしている。ファンの草の根の行動は今、社会を変える力を生んでいる。」アーミーは、献身的な愛で結ばれた「BTSの家族」のようですね。

 天地創造の神は、献身的な愛を共有する「神の家族」をつくっておられます。人類の長い歴史を通し、神はこの「家族づくり」を着実に進めて来られました。アダムとエバが裏切っても、神はこのプロジェクトを中止されませんでした。互いの愛が冷え切っても、神は人類を見捨てられませんでした。

 神の家族をつくるため、神はノアやアブラハムを選ばれました。エジプトの奴隷生活からユダヤ人を解放し、献身的な愛の契約を彼らと結ばれました。その後ユダヤ人たちは、何度もその契約に違反しました。でも神は決して裏切らず、忠実に彼らを愛し続けられました。その歴史を通し、神はご自身の献身的な愛を全世界の人々に示されたのです。

 そして時が満ち、イエス・キリストが私たちの世界に来られました。献身的な愛で結ばれた「神の家族」をつくるため、天地創造の神は人となられたのです。イエス・キリストは私たちのために十字架を背負い、神の献身的な愛を示して下さいました。

 このお方を信じる人は、その偉大な愛を共有することができます。国境を超えた「神の家族」に帰属することができます。永遠の世界という別次元につながり、コロナ禍にも打ち克つ奇跡的な力が注がれます。私たちには、献身的な家族となる新しい人生が与えられているのです。

「イエスは皆に言われた。『だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負って、わたしに従って来なさい。』」(ルカ9:23)

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