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2021年3月 7日 (日)

つまずきを回避する

 クリスチャンは日本ではマイノリティーですが、全世界では信者数最大の勢力です。ウィキペディアによると、昨年の世界人口約78億人のうち、クリスチャンは23億8千万人で、全体の31.1%。次に多いのはムスリムで19億1千万人、24.9%。3番目はいわゆる無宗教、信仰のない人で11億9千万人、15.6%。4番目がヒンズー教徒で11億6千万人、15.2%。5番目が仏教徒で5億1千万人、6.6%です。

 八百万の神々を信じる人が1億人いたとしても、全世界ではせいぜい1%弱。でもクリスチャンとムスリムを合わせると、唯一の神を信じる人は世界全体の過半数、56.0%になります。多くの神々を拝む日本の「空気」は、全世界の傾向とは異なるようです。

 日本で多くの人がクリスチャンにならない理由は、少なくとも4つは考えられます。第一に、日本国内では圧倒的多数の人がクリスチャンでないこと。空気に敏感な多くの人々は、多数派に合わせる傾向があります。(でも何らかの「ブーム」が発生すると空気が変わり、雪崩現象が起きる可能性もあります。)

第二に、日本の伝統文化を守るべきと考える人が多いこと。神道や仏教に比べると、キリスト教には日本の伝統とは相異なる、中東や欧米等の異文化の香りがかなり漂っています。自分の家の伝統的な信仰を捨てたくないと考える人もいます。(ただ逆に、それらから解放されたいと思う人たちも増えています。)

第三に、クリスチャンや教会が犯した数々の過ちを批判する人も多いこと。中世以降の権力争いや宗教戦争、魔女狩りや科学者の迫害、キリスト教国による植民地化、教会内のパワハラやセクハラ等のスキャンダル・・・。クリスチャンも完璧ではないので、残念ながら時には過ちを犯します。(一方、愛に満ち、立派な生き方をしたクリスチャンたちも大勢います。)

第四に、聖書は科学的でないと考える人も多いこと。聖書に記される奇跡的な出来事は、科学的に証明できません。神の存在も天地創造も永遠の世界も、科学を超越した話です。科学的裏付けのない教えなど無意味だ、自由に生きたいという人もいます。(もちろん、科学を超越した話に惹かれる人もたくさんいます。)

 聖書の時代にも、天地創造の唯一の神につまずいた人たちはたくさんいました。ノアの時代には、圧倒的多数の人々が創造主なる神に従わず、滅びました。モーセの時代には、ファラオがエジプト伝統の信仰を守り、唯一の神のメッセージを受け取りませんでした。

 ユダヤ人が約束の地に入った後、妥協的な生き方をすると、周りの国の人々はそれにつまずいたはずです。ユダヤ人は唯一の神を信じる模範を示すべきだったのに、逆に周りの国々の空気に流され、偶像の神々を拝むようになりました。残念ながらイスラエルの人々は、不正やスキャンダル等の過ちも犯しました。

 古代ギリシアやローマ帝国の時代には、自分たちこそが真理に通じていると自負する人々もいました。彼らは自分たちの思想を強く主張し、違う考えを激しく攻撃しました。人間的な知識がつまずきとなり、神のことばを素直に受け取る謙遜さを失っていたのです。

 イエス・キリストは、聖書の中で「つまずきの石」と呼ばれています。天地創造の神の計画は人の考えの遙か上にあり、多くの人にとって理解不可能だからです。全てを造られた唯一の神は人となり、数々の奇跡を成し遂げられました。今は世界の王として全てを治め、時が来たら永遠の御国を完成して下さいます。この永遠の王につまずかない人は、幸いです。このお方を信じる人は、永遠に祝福されるからです。

 かつて世界のマイノリティーだったクリスチャンが今、最大勢力となっているのは、まさに神の奇跡です。あらゆるつまずきを回避し、永遠に祝福される人が、日本でも今後増えて行くように切に願い、お祈りしています。

「・・・目の見えない者たちが見、足の不自由な者たちが歩き、ツァラアトに冒された者たちがきよめられ、耳の聞こえない者たちが聞き、死人たちが生き返り、貧しい者たちに福音が伝えられています。だれでも、わたしにつまずかない者は幸いです。」(ルカ7:22-23)

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