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2021年4月18日 (日)

良いものを求め続ける

 先月、国連が発表した世界幸福度ランキングでは、フィンランドが4年連続1位になったそうです。2位以下はデンマーク、スイス、アイスランド、オランダと続きます。日本は、昨年から4つ順位を上げて56位。何年もの間、ずっと50位周辺を行ったり来たりしているようです。

 世界全体としては、コロナ禍でも幸福度はそれほど下がらなかったとのこと。コロナは人類共通の敵とみなされ、連帯感や仲間意識が高まったためとみられています。

 フィンランドでは、コロナの死者数が欧州諸国の大半の半分以下だったそうです。パンデミックの最中でも、フィンランド人は他の人と強い信頼関係を保ち、それが幸福度の高さをもたらしたと言われています。

 日本とフィンランドには、さまざまな違いがあると聞きます。日本ではさまざまな格差があり、多くの人は進路や職業選択の自由に制限があるようです。でもフィンランドでは、自由度が非常に高いそうです。年齢や性別、家庭の経済状況などは、大きな制約にならないとのこと・・・。

 日本では、長時間労働や休みを取りにくい職場環境が問題視されています。でもフィンランドでは退社時間が来たらすぐ帰宅し、豊かでゆとりのある生活をしているそうです。生活空間が自然に恵まれ、平日にスポーツを楽しんだり、週末にはアウトドア体験に出掛けたりする人も多いとの話です。

 日本よりフィンランドの方が、人と人との結び付きが強いと言う人もいます。コミュニティセンターと呼ばれる場所に人が集まり、そこで友人と話をしたり、図書館で本を読んだり、サウナに入ったりもするそうです。多くの人が長年、そのような生き方を求めて来た結果、幸福度の高い今の社会が実現したのかもしれません。

 日本は150年ほど前、欧米諸国をモデルとし、豊かで強い国づくりを始めました。76年前の手痛い敗戦の後、方向を変えて、今度は平和で豊かな国づくりを目指しました。しかし今は社会の大きな変化により、新たな方向性が必要とされています。

 少子高齢化で、人口が減少しつつあります。経済はゆるやかに衰退し、格差がじわじわと広がりつつあります。いわゆる「上級国民」への不信感や政治への無関心が、ますます広がっています。人口は大都市圏に集中し、人間関係が希薄になっています。コロナ禍で、希望を失う人も増えているようです。

 人々が将来に希望を持ち、幸福度の高い社会を実現するには、どうしたら良いのでしょうか。どんな生き方を、私たちは目指すべきなのでしょうか。遠い国の話に憧れ、ただ形だけ真似るのではなく、何を第一に求めるべきか、今こそ考えなければならない時のように思います。

 イエス・キリストは、こう言われました。「求めなさい。そうすれば与えられます。」それは、「人がむやみやたらと好きなものを求めれば、運や努力次第で手に入る」という意味ではありません。「天地創造の神に祈り、お願いをしたら、神が最善のものを与えて下さる」という意味です。

 神は、私たちの害になるものを自ら進んで与えることはなさいません。私たちの益となるものを与えて下さいます。自動販売機のように、ボタンを押せば即座にガランガランと出てくるのでもありません。神が定めたタイミングがあります。たとえスムーズに事が進まなくても、私たちは安心していられます。神は最善の時に最善のものを与え、私たちを祝福で満たして下さるからです。

 天から与えられる良いものに期待し、求め続ける人は、幸福度の高い生き方ができるのです。

「ですから、あなたがたに言います。求めなさい。そうすれば与えられます。探しなさい。そうすれば見出します。たたきなさい。そうすれば開かれます。」(ルカ11:9)

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