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2021年4月 4日 (日)

死からの自由をお祝いする

 俳優の田中邦衛さんが先月、老衰のため亡くなったそうですが、コロナより老衰で死ぬ人の方が日本で急増中のようです。昨年、日本で亡くなった人の合計は138万人で、前年からほぼ横ばいでした。コロナ対策で他の感染症が流行せず、通常の肺炎やインフルエンザの死亡者数が大きく減ったためとみられています。でも一昨年までの10年間は、毎年平均2万人ほど死亡者が増え続けたようです。人口が高齢化し、ここ20年は老衰で死ぬ人の割合が増加しています。

 2019年の統計では、老衰による死者は12万2千人で全体の8.8%。肺炎や脳血管の病気を抜き、老衰は死因の第3位に急上昇しました。死因第1位はガンで37万6千人、全体の27.3%。第2位は心臓病で20万8千人、15.0%です。ガンや心臓病の比率も増加していますが、老衰の増え方はそれ以上です。(ちなみにコロナの死者は昨年、約3,500人で全体の0.25%です。)

 高齢化による「多死社会(多くの人が死ぬ社会)」が到来したとも言われます。日本で死亡者数がピークを迎えるのは2040年頃で、年間160万人以上が亡くなる見込みだそうです。これに伴い、さまざまな問題点が指摘されています――コロナ以外の入院患者の病床数不足、火葬場や墓地の不足、人生の最終段階の医療や介護の仕組みをどうするか等です。

 ある人たちは、数年前から「デスカフェ(Death Cafe)」と呼ばれるイベントを全国各地で開いているそうです。参加者がお茶を飲みながら、死について語り合うイベントです。僧侶、看護師、心理カウンセラー、葬儀社等の主催だそうです。「参加すると元気になって、死ぬ気にならなくなる」という人もいるとのこと。「終活」をする人も、増えているようです。死をどう迎えるか、元気なうちに計画することですね。どう死ぬか考えるのは、どう生きるか考えることにもつながります。

 生前に死後の行き先を選択することも、たいへん重要だと言えます。ある調査によると、日本で死後の世界を信じる人は32.2%、信じない人は34.7%、分からない人は32.6%だそうです。死後の世界を信じる人の多くは、別の世界か、異なる存在への生まれ変わりを信じているのでしょう。良い行き先を選ぶため、この世でできるだけ良い生き方をしようとする人もいます。

 死後の世界を信じない人は、死んだら全てが無になると考えます。何も無い状態になることを選択しているのです。この世で十分幸せな人は、それで良いと思うかもしれません。でも不幸な人は希望を失い、自殺する恐れもあります。

 死後の世界があるかないか分からない人は、行き先を選べる状態にありません。その人は、どんな生き方をすべきかよく分からないかもしれません。行き先が分からないまま死を迎えるのは、大きな不安や恐怖感がありそうです。

 イエス・キリストは、死後に復活の希望があることを全世界に示して下さいました。天地創造の神は、私たちに永遠の世界を用意されています。アダムとエバは自ら死を選び、全人類は死の支配を受けるようになりました。でもイエス様は、人類を代表してその罪を償い、そして死にも勝利されました。

 世の終わりに、イエス様は永遠の祝福の世界を完成して下さいます。イエス・キリストを信じる人は、その世界に生きる特権が与えられています。生きているうちに、永遠のいのちを選択できるのです。

 私たちは、もはや死を恐れることはありません。死は終わりではなく、復活、そして永遠の祝福への通過点だからです。イエス様が、私たちを死の支配から自由にして下さいました。

 復活祭おめでとうございます!今週は特にイエス様の復活を喜び、死からの自由をお祝いしましょう。

「・・・次のように書いてあります。『キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、あらゆる国の人々に宣べ伝えられる。』・・・」(ルカ24:46-47)

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