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2021年7月 4日 (日)

新しい契約を喜ぶ

 東京五輪・パラリンピックの開催まで、20日を切りました。さまざまな競技で出場選手が決まったり、前哨戦が行われたりしています。その一方、コロナ禍における大会開催の是非や運営方法についても、議論が沸騰中です。

 先週の朝日新聞の調査では、東京都の有権者の38%が今夏開催に賛成とのこと。逆の言い方をすれば、6割の人が今夏開催に賛成ではないということです。27%の人は再び延期、33%の人は中止と回答したようです。開催する場合は無観客にすべきと考える人は64%。観客数を制限すべきと回答した人は30%です。

 住民投票をして多数決で決めるなら、東京五輪・パラリンピックは今夏開催にはなりません。たとえ開催したとしても、無観客になるはずです。

 ただ、そう簡単な話ではありません。契約があるからです。

 東京五輪については、東京都とIOC(国際オリンピック委員会)との間で「開催都市契約」が結ばれました。この契約によると、大会中止の決定権はIOCだけにあり、東京都には権限がないようです。延期の規定はありませんが、おそらく同じでしょう。日本政府は契約に関わっていないので、契約上の権限は何もありません。

 もし日本政府や東京都の要請で大会が中止になる場合、日本側はさまざまな関係者から損害賠償を求められる恐れがあります。一方、IOC側は全く賠償をしない契約とのこと。これは「不平等条約」とも言える内容で、「大会期間中、東京をIOCの植民地にする契約だ」と言う人もいます。

 コロナ禍対応の「新しい契約」を結べたら良かったのですが、そう都合良くはいきませんね・・・。

 聖書は、契約の書です。記されているのは天地創造の神と人類との間の契約で、紀元前に少なくとも5つの契約が交わされました。

最初は、神が人類の祖先アダムと結んだ契約です。たった一つ約束を守ればアダムとエバは祝福を受け、死ぬことはないという内容でした。ところが彼らはその約束を守れなかったため、人はみな死ぬ定めとなりました。

2つ目は、ノアとの契約です。大洪水後の人類は、洪水で滅びはしないという内容でした。

3つ目は、アブラハムとの契約です。アブラハムが人類の代表として選ばれ、彼と彼の子孫を通して全世界が祝福されるという内容でした。

4つ目は、モーセとの契約です。ユダヤ人が律法を守れば祝福され、守らなければ呪われるという内容でした。残念ながら彼らは律法を守れず、祖国滅亡という呪いを招きました。

5つ目は、ダビデとの契約です。ダビデの子孫が永遠の国の王になるという内容でした。

 イエス・キリストは、神と人類との新しい契約の橋渡しをしに来られました。アダムとエバの罪を背負い、自らを犠牲にして私たちを死から解放されました。ノアの箱舟に乗せるようにして、私たちを滅びから救われました。

 アブラハムの子孫として、イエス様は全世界に祝福をもたらされました。律法を完璧に全うし、私たちをその呪いから自由にされました。そしてダビデの子孫として、イエス様は天の御国の王座につかれました。

 創造主なる神と被造物である人類は、最初から対等の立場ではありません。ですから契約内容は当然、不平等です。でも神の限りない愛により、その契約は人類が永遠の祝福を受け取る内容になっています。この新しい契約を、私たちは心から喜ぶことができるのです。

「食事の後、杯も同じようにして言われた。『この杯は、あなたがたのために流される、わたしの血による、新しい契約です。』」(ルカ22:20)

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