« 今できることに力を注ぐ | トップページ | 「世間体」から解放される »

2021年9月12日 (日)

起死回生に望みをかける

 コロナ禍の今、世界中で多くのクリスチャンが新たな形の迫害を受けています。オープン・ドアーズという団体の報告によると、インドではクリスチャンが支援物資を受け取れず、就職できないことも多いそうです。他の国でも、クリスチャンには家族や地域、国からの助けがないケースが多く見られます。

 感染爆発以来、多くの国でクリスチャンへの暴力は減りました。ところが、アフリカ諸国では逆に3割ほど増えたそうです。クリスチャンの多い村落・数百カ所が、イスラム過激派に乗っ取られたり、荒らされたりしました。

 中国はAI(人工知能)を搭載した監視システムを作り、国内使用の他、63カ国に輸出しています。輸出先にはクリスチャンを迫害するミャンマー、ラオス、イラン、サウジアラビア等も含まれるそうです。

 昨年1年間で、3億4千万人のクリスチャンが世界各地で激しい迫害や差別を受けました。4,761人のクリスチャンが、信仰のゆえに殺害されました。4千以上の教会やクリスチャンの建物が襲われ、4千人以上の信者が捕えられました。

 これらの背景には、次のような理由があります。第一に北朝鮮等の独裁国家では、クリスチャンが危険分子と見られること。第二にイスラム教諸国やヒンズー教中心のインド等では、クリスチャンは排除すべきよそ者と見られること。第三に、クリスチャンは過激派グループに狙われること。第四に、多くの国々では信教の自由が保障されないこと。

 それでも米国オープン・ドアーズのCEOであるデイビッド・カレーさんは、こう語っています。「クリスチャンが迫害されても、教会は滅びません。『荒野に道を、荒れ地に川を設ける』という神のことばの実現を、私たちは目の当たりにしているのです。」

 天地創造の神は、渇き切った地を湧き水で潤されます。危機的状況を一気に立て直す、「起死回生」の奇跡を神は起こして下さるのです。アブラハムとサラの夫婦は年を取り、彼らに子供が生まれるとは考えにくい状況になりました。でも神は、二人にイサクの命を授けられました。

 彼らの子孫はエジプトで迫害され、滅び失せそうでした。でも神は数々の奇跡の末、彼らをエジプトから解放されました。ユダヤ人数百万人は荒野で40年キャンプし、餓死してもおかしくない状況でした。でも神は毎日、彼らに水と食料を与えられました。

 その後、彼らの祖国は滅び、ユダヤ人は敵地に連れ去られました。皆殺しにされそうな時もありました。でも神は、ユダヤ人をその危機から救い、故郷に帰らせました。真っ暗なトンネルを抜けた先に、新たな道を神は造っておられたのです。

 イエス・キリストは、その「道」です。死からよみがえる「起死回生」の道を、イエス様は全ての人に開いて下さいました。

 「キリストのからだ」である教会も、起死回生を繰り返しました。ステパノの殉教後、弟子たちは迫害され、教会は滅びそうになりました。しかし神は、散らされた弟子たちを用い、周辺地域に教会を拡大されました。

 迫害に熱心なパリサイ人の一人サウロは、教会にとって大きな脅威でした。するとイエス様はサウロに直接語りかけ、彼を弟子にしてしまいました。その後もローマ帝国で、クリスチャンへの迫害が長く続きました。でも教会は決して滅びず、ついにはローマ皇帝まで仲間に加わったのです。

 今も世界中で、多くの迫害があります。コロナ禍で、教会活動も制限されています。それでも、教会は決して滅びません。どんなに厳しい状況でも、神の起死回生の奇跡に、私たちは望みをかけることができるのです。

「こうして、教会はユダヤ、ガリラヤ、サマリアの全地にわたり築き上げられて平安を得た。主を恐れ、聖霊に励まされて前進し続け、信者の数が増えていった。」(使徒9:31)

|

« 今できることに力を注ぐ | トップページ | 「世間体」から解放される »

礼拝」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 今できることに力を注ぐ | トップページ | 「世間体」から解放される »