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2021年10月24日 (日)

救いを知る

 新型コロナの感染者数が、日本では劇的に減少しています。なぜ減ったのか、専門家もよく分からないそうです。ワクチン接種が進んだためかもしれません。感染リスクの高い行動を人々が控えたためかもしれません。暑さが和らぎ、換気しやすくなったためかもしれません。あるいはウィルスが変異し、症状が出にくくなったのかもしれません。

 コロナ禍が終わったとはまだ断言できないので、今後も感染予防に十分気をつける必要があります。それでも緊急事態宣言解除とともに、多くの人が外を出歩くようになっているようです。観光地にもたくさん人が集まる様子が、報道されていました。少なくともしばらくの間は、緊急事態からの解放を喜ぶ人が多いのでしょう。

 昨年の感染拡大以来、世界中の人々が「コロナ禍からの救い」を切に願って来ました。それがどのような形で来るのか、最初の頃は特に分かりませんでした。多くの人が手探りで、パンデミックからの解放を求め続けました。

 例えば、マスクやアルコール消毒、アクリル板やフィジカルディスタンシング、ステイホームや換気の徹底、ワクチンや治療薬等々・・・。変異ウィルスの弱毒化を期待する声もありました。経済的に打撃を受けた人たちには、政府の支援金も多少は「救い」になったかもしれません。

 「救い」とは、一般的に危機的な状況や苦しい境遇から助け出されることです。感染が収束し、コロナ禍の危機や苦しみから早く抜け出せるように、多くの人が願っています。

 「救い」にはまた、心の平安や慰めという意味もあります。自由な外出や観光旅行等で気分転換できるのは、「コロナ禍からの救い」の大切な一部分と言えるのでしょう。

 救いは人間の努力によらず、天地創造の神の力によるというのが、聖書の教えの基本です。人間の側にも、もちろん努力すべきことはあります。ただ座って待てば良いのではありません。でも最大限の努力をしても、人間の力では及ばない領域があります。

 感染防止に努めても、最新のワクチンを打っても、ウィルスに感染する人はいます。政府の支援策があっても経済的に行き詰まり、絶望する人もいます。ワクチン接種後に副反応で亡くなる人もいます。今のコロナ禍を乗り越えたとしても、もっと強力な別のウィルスが将来猛威を振るう可能性もゼロではありません。

 それでも私たちには、希望があります。どんなに危機的で苦しい状況でも、神は私たちを変わらずに愛し、救って下さるという希望です。人の理解をはるかに超えた方法で、神は救いの道を開いて下さるのです。

 イエス・キリストの救いは、そのような救いです。人類は、危機的な状況にあります。大多数の人が天地創造の神から離れ、滅亡への道をひたすら突き進んでいす。多くの人は、迫り来る危機について何も知りません。危機を知らせても、不都合な真実から目をそらし、何の用意もしない人たちもたくさんいます。

 ここで重要なポイントは、人間の力だけではその危機を乗り越えられないということです。滅亡を避けるには、天地創造の神と和解し、神の力に頼るしかありません。イエス様は、その和解の道を私たちに開いて下さったのです。

 イエス・キリストによる救いは、死や滅亡からの救いです。罪や破滅的な生き方からの救いでもあります。この救いを知る人は、心に平安が与えられます。他のあらゆる危機からの救いも信じ、期待することができます。その人は、救い主なる神の限りない愛を信じることができるからです。

「そのとき、ペテロは我に返って言った。『今、本当のことが分かった。主が御使いを遣わして、ヘロデの手から、またユダヤの民のすべてのもくろみから、私を救い出してくださったのだ。』」(使徒12:11)

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