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2021年12月19日 (日)

キリスト降誕を喜び祝う

 2年前から、12月に国民の祝日がなくなりました。明仁前天皇(現上皇)が退位され、天皇誕生日が12月23日でなくなったからです。23日にクリスマス・イベントを行っていた教会は、多かったのではないかと思います。以前の私の教会も、その日に広い会場を借りて盛大な持ち寄りパーティーをしていました。

 今の徳仁天皇の誕生日は2月なので、クリスマス・シーズンではありません。雅子皇后のお誕生日は先日の9日でしたが、皇后誕生日は国民の祝日ではありません。この間20歳になられた愛子内親王の誕生日は、今月1日でした。愛子さまが将来もし天皇になれば、12月1日は祝日になりそうです。そうなると、クリスマスのイベントはちょっと早めに行われるかもしれませんね。(ちなみに皇嗣・秋篠宮文仁親王の誕生日は、11月30日だそうです。)

 天皇誕生日は、かつて「天長節」と呼ばれました。紀元748年に中国・唐の玄宗皇帝が自らの誕生日をそう名付け、祝ったそうです。「天長節」という名には、「天地が永遠であるのと同じく、皇帝の寿命も限りないように」という願いを込めたとのこと。日本では775年、光仁天皇の時代に初めて天長節がお祝いされました。その後、祝賀行事はすたれたようです。

 でも明治天皇の時代、1868年以降になって再び盛大にお祝いされるようになりました。そして天長節は、日本の祝日となりました。1949年以降は「天皇誕生日」という名に変わりましたが、今も国民の祝日です。国民が天皇の誕生を祝う日と、法律で定められています。

 クリスマスは、天の王なるキリストの誕生をお祝いする時です。イエス様の誕生日は、聖書に書かれていないので、何月何日だったか分かりません。御降誕を祝う日は1月から12月まで、さまざまな案が過去にあったようです。私は個人的には、一年中いつお祝いしても構わないと考えています。

 聖書に書かれていないので、クリスマスのお祝いはすべきでないと言うクリスチャンもいるようです。でも「お祝い禁止」とも書かれていません。禁じられていないことを自発的に行う自由を、神は私たちに与えておられます。(もちろん、お祝いしない自由もあります。)

 ベツレヘム近くにいた羊飼いたちは、自発的にイエス様の誕生をお祝いしました。エルサレムの神殿にいたシメオンとアンナも、自発的にキリスト誕生をお祝いしました。そして東方の博士たちも、メシア誕生をお祝いするため、はるか遠くの国から自発的に駆けつけたのです。

 イエス・キリストは今、天におられ、王として全世界を治めておられます。時が来たら、永遠の神の国を完成して下さいます。どこの国の人でも、永遠の王なるイエスを信じるなら、神の国の国籍が与えられます。イエス様は、この素晴らしい特権を私たちに授けに来て下さいました。

 無限の存在である神の立場をイエス様は一時的に放棄し、有限の存在である人間になられました。限られた人しか入れない王宮にではなく、誰もがいつでも近づける飼葉桶にその身を置いて下さいました。そして全人類を代表して十字架で死に、その後よみがえられました。

 私たちは、この偉大な天の王の御降誕を心から喜ぶことができます。永遠の御国の祝日のように、ともにお祝いできるのです。

「イエスがヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東の方から博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。『ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。私たちはその方の星が昇るのを見たので、礼拝するために来ました。』」(マタイ2:1-2、新改訳2017

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