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2021年12月12日 (日)

天の喜びを分かち合う

 先月、イスラエルの北にあるゴラン高原とガリラヤ湖にサンタクロースが現れたそうです。彼が乗っていたのはトナカイの引くそりではなくカヤックで、プレゼントとクリスマスツリーを積んでいました。

 サンタに扮したのは、イサ・カシシエさんという元プロバスケットボール選手で、アメリカのサンタの学校を卒業したそうです。彼は15年前からエルサレムの公式サンタクロースを務め、6年前からは「聖地のサンタ」という役割を果たしています。イスラエル観光省の協力の下、全世界のクリスチャンに対し、イスラエル旅行を呼び掛けているようです。

 「聖地のサンタ」は地域の子供たちにプレゼントを持ってきて、こう語りました。「ゴランとガリラヤ湖の子どもたちに喜びを届けに来ました。」

 多くの人にとって、クリスマスはサンタの季節です。イギリスでは先週、「サンタ・ダッシュ」というチャリティー・イベントが開催されました。5千人以上の参加者がサンタの姿で5キロほど走り、新生児用の施設への寄付を募ったそうです。

 アメリカでは今年、サンタの人手が足りないと聞きます。高齢で太めの人はコロナで重症化しやすいので、サンタになりたくないからだそうです。コロナでサンタ役の人が57人も亡くなったことや、小さな子へのワクチン接種が遅れている影響もあるようです。

 日本では去年に引き続き、本場フィンランドのサンタが来日できないとのこと。その代わり兵庫県の三田市では、フィンランドのサンタとZoomによるオンライン交流を計画しているそうです。オンラインでもサンタさんとお話できれば、小さな子供たちは喜ぶのかもしれません。

 サンタクロースのモデルは、聖ニコラオスという紀元3~4世紀頃のクリスチャンだと言われます。彼は、ローマ帝国による最後の大迫害を耐え抜いた指導者の一人でした。社会的な弱者を助けた伝説が、たくさん残っているそうです。

 そのうちの一つが、財産を失った商人の家族を助けた話です。その人は生活に困り果て、3人の娘たちを売春婦にせざるを得ない状況でした。聖ニコラウスはその家に多額の金貨を投げ入れ、娘たちを売春から救ったと言われます。

 夜、密かに金貨を投げ入れたら、暖炉の前に干されていた靴下の中に入ったとも伝えられます。それが、クリスマスにプレゼントを入れる赤い靴下の由来だそうです。金貨を見つけた家族は、大喜びだったでしょう。

 でもこの聖ニコラウスは、赤い服を着てトナカイのそりに乗ったりはしなかったはずです。現在知られるサンタクロースは、おとぎ話に登場する架空の人物に過ぎません。

 クリスマスは本来、救い主誕生のお祝いです。サンタと違い、イエス・キリストは歴史上実在し、その生涯の記録が福音書として残されています。

 ローマ帝国の時代、イエス様はエルサレム近郊のベツレヘムに誕生されました。アブラハムの子孫で、ダビデ王の子孫でもありました。ナザレの大工の家で育ち、30歳頃からメシアとして活動を始められました。

 数々の驚くべき奇跡と画期的な教えは、多くの人に強烈なインパクトを与えました。弟子たちと共同生活をし、教えと実践を通してイエス様は人材を育てられました。十字架の上で死なれ、3日目によみがえられました。それは弟子たちにとって、大きな喜びでした。

 イエス様誕生の夜、天から伝わった喜びは、弟子たちを通して世界中に広がりました。私たちも今、その喜びを周りの人と分かち合うことができます。

 イエス様ご自身が、史上最大のクリスマスプレゼントなのです。

「御使いは彼らに言った。『恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。』」(ルカ2:10)

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