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2022年1月 2日 (日)

天来のビジョンに導かれる

 「人生100年時代」が到来すると言われています。もともとは、ロンドンビジネススクールの2人の教授が提唱した言葉だそうです。リンダ・グラットンとアンドリュー・スコットという先生方です。

 彼らの予測では今後、世界で長寿化が急激に進み、将来的には先進国の半数の人が100歳を超えて生きるようになるそうです。そうなると、これまでとは異なる新しい人生設計が必要になるかもしれません。

 これまでの人生設計は、3段階が一般的だったそうです。「20年学び、40年働き、20年休む」というパターンです。ところが多くの人が100歳まで生きるようになると、年齢による区切りがなくなるとのこと。学び直しや転職、長期の休暇など、人生の選択肢の多様化が予想されるそうです。

 グラットン博士は、日本に向けてこうも語っています。「世界でいち早く長寿化が進む日本は、他の国々のお手本になれます。」

 でも今のところ、日本で人生100年のビジョンを思い描く人は、それほど多くなさそうです。株式会社オレンジページは、「人生100年時代」について日本に住む20歳以上の女性1,400人に聞きました。100歳まで長生きしたいと思う人は、全体の13.2%でした。65.3%の人は、100年も長生きしたいと思わないそうです。

 例えば、こんな理由が挙げられています。「100歳まで健康でいられそうにない。」「あまり長生きすると、家族に迷惑をかけそうだ。」「お金に不安がある。」「そんなに長く生きて、何をしたら良いか分からない。」(笑)

 コロナ禍をきっかけに、老後の健康不安を以前より強く感じる人も増えたようです。

 一方、「100歳まで長生きしたい」と回答した人は、幸せを感じるため特に2つのことを重視しています。一つは家族との関係で、もう一つは友人との関係です。周りの人との良い関係は、100年間幸せに生きる秘訣の一つなのかもしれません。

 聖書の中には、長生きした人が大勢登場します。ノアの時代以前には、900年以上生きた人がたくさんいました。その人たち全てに900年間の長期ビジョンがあったかというと、大いに疑問です。

 バベルの大事件後、人類の代表に選ばれたアブラハムの寿命は175年でした。彼の大きな転機は75歳の時、神の導きに従い、約束の地を目指したことでした。その時までは、75歳以降の祝福の人生は全く想像もつかなかったに違いありません。

 モーセの生涯は、120年でした。彼は80歳の時、神から「ミッション・インポッシブル=不可能な任務」を仰せつかりました。ユダヤ人をエジプトから解放し、約束の地に導くミッションです。人生最後の40年にそんな大きな使命が用意されていることなど、モーセは全く思いも寄らなかったでしょう。神が彼の人生に描かれたビジョンは、モーセ自身の思いを遙かに超えた、素晴らしい祝福に満ちていたのです。

 私たちも、自分の人生全体に明確なビジョンを描くのは難しい部分があります。私たち自身より、私たちの全てを完璧にご存知なのは、全知全能の神です。

 神は一人ひとりの人生について、素晴らしい祝福に満ちたビジョンをお持ちです。さまざまな方法を通し、神は私たちに語りかけ、進むべき道を示して下さいます。このお方と良い関係を築き、天来のビジョンに導かれる人は、幸いな人生を生きることができます。周りの人々との関係も祝福されます。

 この祝福は、100年どころの話ではありません。イエス・キリストを信じる人には、「人生永遠時代」が到来します。最高に幸せな人生が、永遠に続きます。天来のビジョンに導かれ、私たちは「人生永遠時代」の生きたお手本になれるのです。

「ある夜、主は幻によってパウロに言われた。『恐れないで、語り続けなさい。黙ってはいけない。わたしがあなたとともにいるので、あなたを襲って危害を加える者はいない。この町には、わたしの民がたくさんいるのだから。』」(使徒18:9-10)

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