給水作戦

2008年9月16日 (火)

祝福の計画を引き継ぐ鍵

日曜日は、所沢の教会を訪問しました。異動が決まってから、初めての訪問になります。(異動については、こちら→ http://lifestream.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_55ba.html

礼拝では、創世記24章を開き、祝福の計画を引き継ぐための3つの鍵についてお話ししました。第一の鍵は、祝福の約束を信じることです。アブラハムは、一人息子イサクの結婚相手は、自分の生まれ故郷であるメソポタミヤ出身の親族でなければならないと考えました。

アブラハムが求めていたのは、創造主なる神様が約束して下さった祝福のビジョンを共有できる人だったのです。そして彼は、神様がその約束を必ず守って下さると信じ、イサクの結婚相手をも備えて下さっていることを確信していました。

第二の鍵は、導きを求めて祈ることです。アブラハムから遣わされたしもべは、イサクの結婚相手を神様がはっきりと教えて下さるよう、具体的に祈りました。そして、神様はその祈りに明確に答えて下さり、リベカと出会わせて下さったのです。もし、この導きがなかったら、しもべは誰を連れ帰ったら良いのか、まったく分からなかったでしょう。

第三の鍵は、将来へ向け行動することです。リベカは、見ず知らずの地に旅立つことを、すぐに決心しました。リベカ自身もアブラハムと同様、自らの生まれ故郷を出て、神様の示す地へと向かいました。そして、イサクと結婚。二人でアブラハムの祝福を受け継ぎ、子どもたちにそれを引き継いでいく者となったのです。

所沢の教会とそこに集う一人ひとりには、創造主なる神様が用意して下さっている祝福の計画があります。首都圏の水がめとなり、人々にいのちの水を供給していくような教会となっていくことを期待しています。(「水がめ」については、こちら→ http://lifestream.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_40b2.html

イサクとリベカがアブラハムの祝福を引き継いでいったように、私たちも神様の素晴らしい祝福のご計画を受け継ぎ、そして将来の世代へ引き継いでいきたいですね。

「彼らはリベカを祝福して言った。『われらの妹よ。あなたは幾千万にもふえるように。そして、あなたの子孫は敵の門を勝ち取るように。』」(創世記24:60、新改訳第3版)

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2008年8月 5日 (火)

異動

一昨日の日曜日、礼拝後に臨時教会員総会を開催しました。来年(2009年)春より私が、埼玉県所沢市の「ホープチャペル所沢」に異動し、七飯シオン教会主任牧師は斎藤政幸さんが引き継ぐことを正式に発表するためです。

私は実は、ずっと七飯にいるつもりでした。ホープ所沢のコーリー牧師も、ずっと所沢にいるつもりだったそうです。ところがつい最近、創造主なる神様から、「所沢を出てハワイに行きなさい」と語られたとのこと。私のところにメールが来たのは6月13日で、所沢を引き継いでくれないかと書いてありました。

最初そのメールを読んだ時、すぐに断ろうかと思いました。しかし、先ず神様に聞かなければならないと思い、祈るからちょっと待ってくれと返信します。妻は、函館に母がいるため、真っ先に反対するだろうと思いきや、何と「所沢に行くのが神様のみこころではないか」と言い出します。翌週16日からは教団大会でした。きっとその中で神様の導きが与えられるだろうと思い、開催地の沖縄へと飛び立ちました。

今回の大会テーマは、「わたしを遣わしてください」(イザヤ6章8節)。テーマを見ただけで、すでに答えが出ているような感じでした(苦笑)。それでも私の頭の中には、それぞれの教会のこと、子どもたちの学校のこと、函館の義母や札幌の母のことなど、整理しなければならない問題がいくつも巡っていました。

大会講師の千田次郎牧師が語った最初の晩のメッセージは、私の心を溶かしました。「ウジヤ王が亡くなり、指導者が交代する時、人々は多くの不安を抱いたに違いない。イザヤも祖国を思い、悩み苦しんだ。しかし、彼が神様の臨在におおわれた時、問題はすべて消え去ってしまった。」そのように、言われたのです。

帰宅して再び妻と祈り、所沢への異動が神様のみこころだと確信した私は、教団の正式な異動手続きに入りました。7月の教団会議(理事会)で承認を受け、その後の教会役員会(長老会)で打ち合わせた上で、一昨日に教会での正式発表となったのです。

総会に出た教会の皆さんは、寂しさを言い表しつつも、これが神様のみこころだと受け入れてくれたようです。多くの人が発言し、率直に心の思いを分かち合いました。所沢に行った後も、何らかの形で交わりを継続したいという希望もありました。七飯における「神の家族」が健やかに成長した姿を実感することができ、そのような教会の牧師をさせていただいたことを、たいへん光栄に思いました。

七飯シオン教会は、直前の準備期間を含めると、来春で14年になります。7は完全数で完成を意味していますから、14年は二つの完成を象徴しています。それは、私と斎藤牧師の準備が完成した意味かもしれません。創造主なる神様が、「神の国の人事異動」の時期を正確に決め、私たちがその大きなあわれみにより生かされていることを感謝します。

「あなたのあわれみは大きい。(創造)主よ。あなたが決めておられるように、私を生かしてください。」(詩篇119:156、新改訳第3版)

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