礼拝

2018年8月19日 (日)

神の国の人材を祈り求める

 東京オリンピック・パラリンピック開催まで、あと2年弱になりました。大会組織委員会は先日、大会ボランティア募集の呼びかけを開始しました。ホームページに、「ボランティアは、TOKYO 2020を動かす力だ」と書いてあります。来月から、8万人のボランティア募集を始めるそうです。応募資格は2020年4月に18歳以上で、日本国籍か在留資格のある人。活動内容は、競技の手伝い、案内、運転、通訳、ヘルスケア、メディアの手伝い等です。12月までに登録し、来年7月頃までオリエンテーションがあります。来年10月頃からは研修が始まり、大会直前まで続くそうです。2年間の「ボランティアジャーニー」を一緒に経験し、「ワンチーム」になって、気持ちを高めるそうです。大会ボランティアの他、都市ボランティアも集めるとのこと。競技施設のある東京や埼玉などで、道案内や地元PR、環境美化活動等をする人たちです。都市ボランティアの募集は3万人なので、両方合わせると11万人になります。ボランティア集めも大変ですね。

 危機感を抱いている人もいるようです。サービス業、小売業、飲食店などの「おもてなし産業」の人々。今でも人手不足に悩んでいます。オリンピック・パラリンピックで観光客が押し寄せたら、猫の手も借りたくなります。ボランティアに11万人も取られたら、パートやアルバイトに来る人はいないのではないかと、心配しているそうです。東京ディズニーリゾートでさえ、猫の手がいるという話もあります。(猫のキャラクターはいるようですが 笑)人手がなくて、お店を閉めるケースも増えているようです。皆さんご存知の通り、日本全国で15歳から64歳までの働く世代の人口が減って来ています。そのため最近は、年を取っても働く人が増えています。外国人が働くお店も増加しています。スーパーに行くと、無人のセルフレジがあちこちにあります。2020年に向け、人手不足対策がますます進みそうですね。

 神の国も、人材を募集しています。神は昔から、働き手を集めて来られました。大洪水が起きる前、神はノアに声を掛けられました。箱舟作りのボランティア募集です。呼びかけに応じたのは、ノアの家族だけでした。バベルから世界中に人類が散らされた後、神はアブラハムに声を掛けられました。約束の地ツアーの参加者募集です。アブラハムとロトの家族が、その呼びかけに応じました。ユダヤ人がエジプトでパワハラ、いじめに苦しんでいた時、神はモーセを通し、別のツアー参加者を募りました。神と契約を結び、特別な国づくりをするツアーです。ツアーに参加したユダヤ人は、約束の地に彼らの国をつくりました。でも残念ながら、後に彼らは契約を守らず、国は滅んだのです。神は多くの預言者を遣わし、神との契約に立ち返る人の募集を続けられました。新しい契約の下、新しい国づくりを始めるとも神は予告されました。

 イエス様は、新たな人材を募集しに来られました。神の国の王イエス様と、新たな国づくりの契約を結ぶ人々です。12人の弟子がエルサレムに送られ、ペンテコステの日に新たな人材募集が始まりました。その日、3,000人の人が募集に応じました。その後、さらに5,000人の人が神の国の人材に加わりました。エルサレムを後にした弟子たちは、ユダヤ、サマリヤの各地で人材募集を続けました。ユダヤ人以外の人々も、新たな人材となりました。神の国の人材募集は、それからずっと世界中で続けられています。今や全世界の3分の1の人が、神の国の人材バンクに登録しています。日本では、いまだに1%弱です。でも神は、日本での人材募集を中止しておられません。1%に満たないクリスチャンを用い、募集を続けておられるのです。スポーツの祭典以上に、神の国に多くの人材が押し寄せるよう、祈り求めて行きましょう。

「そして彼らに言われた。『収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫の主に、ご自分の収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。』」(ルカ10:2)

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2018年8月12日 (日)

神の国の救命士になる

 今年は、異常な暑さで熱中症になる人が大幅に増えています。私も一度か二度、あやしい日がありました。皆さんは大丈夫でしょうか? 7月に熱中症になり、救急車で運ばれた人は、全国で52,819人とのこと。過去最多です。8月1日から5日までの5日間で、さらに1万人余りの人が運ばれました。医師が最初に診断した時点ですでに亡くなっていた人は、7月だけで124人だそうです。ネットでは、名古屋市消防局の公式ツイッターも話題になりました。こういう書き込みです。「出動が連続し消防署に戻れない時は、救急車でコンビニ等に立ち寄り飲料水等を購入する場合があります。その際も出動態勢は維持していますので、ご理解をお願いします。」救急隊員も熱中症で倒れたら大ごとですね。私たちも救急車のお世話にならないよう、気を付けたいと思います。

 実は私の家族は、一番下の子以外、みな救急車で運ばれたことがあります。熱中症ではありません。私は交通事故です。所沢駅前で原付バイクに乗り、タクシーとぶつかりました。大きなケガではなかったですが、タクシー運転手が救急車を呼びました。私は公衆電話から、妻にこう電話しました。「これから救急車で病院に運ばれるんだけど、来れる?」妻は真っ青な顔をして、救急車と同じくらい早く現場に走って来ました。動揺していた妻も、一緒に病院まで運ばれました。新婚3週間でした。翌年、一番上の娘が函館で生まれました。生まれた途端、救急車で運ばれました。小さかったので、産婦人科の医院から未熟児病棟のある総合病院に送られたのです。二番目の男の子は、小学生の頃、救急車に乗りました。北海道・七飯町の公園で友達と遊んでいたら、ブランコが頭に当たり、血が止まらなくなったのです。友達が近くの家に駆け込み、救急車を呼んでくれました。そういうわけで、救急車には家族ぐるみでお世話になっています。お騒がせ家族です(苦笑)。日本の救急車には、26年前から救急救命士が乗っているそうです。病院に運ばれる人の命を救うため、救急処置を行う人です。私の家族は、それ程重症ではありませんでしたが、重症の人は救急車の中で救命士の助けを受けるはずです。

 世界中の全ての人は、死に至る重い病気にかかっています。罪という名の病気です。残念ながら多くの人は、自分の病気に全く気が付いていません。自分は健康で、何の治療も必要ないと思い込んでいます。熱中症に気が付かない人のようです。私たちの体は、天から注がれる水を必要としています。聖霊の水です。罪という病気があると、この天の水を体が受け付けせん。しばらくの間は、地上で生きています。天から水が注がれなくても、何の問題もないと思っています。でもそのまま何もしなければ、水分不足で死んでしまいます。不幸なことに多くの人は、この死をごく普通の出来事だと考えています。天の水により不治の病が癒され、永遠のいのちが与えられることを知らないか、または信じないのです。

 イエス様は、私たちに天のいのちの水を与えに来られました。イエス・キリストを信じる人には、聖霊の水が注がれます。死に至る病が癒され、永遠のいのちを受け取ることができます。イエス様は、不治の病を癒す史上最強のスーパードクター、「神ドクター」です。このドクターは今、神の国の救命士をあらゆる場所に遣わされています。天の救急車を派遣し、天の水が必要な人を助けられています。「神ドクター」は、新たな救命士の募集もされています。天からいのちの水を受け取る人は、誰でもこの働きに加わることができるのです。

「イエスは皆に言われた。『だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負って、わたしに従って来なさい。自分のいのちを救おうと思う者はそれを失い、わたしのためにいのちを失う者は、それを救うのです。』」(ルカ9:23-24)

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2018年7月29日 (日)

良い心を持つ

 先月、アンパンマンの劇場版アニメ最新作が公開されました。今年はテレビ版アニメ30周年で、劇場版も30作目とのこと。最新作のテーマは、「何のために生まれて来たのか」だそうです。子供向けの映画ですが、考えさせるテーマですね。この映画に5年ぶりに登場したキャラクターがいます。ロールパンナです。ロールパンナは、ジャムおじさんが作った最後のパンのキャラクターだそうです。このキャラクターは、たいへんユニークです。小さい子向けの漫画やアニメでは、たいてい良いキャラクターと悪いキャラクターがはっきり分かれています。(大人向けのドラマでもそうだったりします。)アンパンマンの仲間は良いキャラクター、敵は悪いキャラクターです。でもロールパンナは、どちらとも言えません。良い心と悪い心の両方を持つ、複雑な性格です。原作者のやなせたかしさんは、生前こう口走ったそうです。「なぜこのような陰のあるキャラクターを考えたのだろう。」

 ロールパンナには、なぜ良い心と悪い心の両方があるのでしょうか。ジャムおじさんは、アンパンマンの仲間を作る予定でした。メロンパンナが見つけた「まごころ草」の花粉をパン生地に混ぜました。「人に優しく、人に尽くす優しいパン」を作ろうとしました。ところがばいきんまんは、生地にバイキン草のエキスをこっそり混ぜたのです。こうしてロールパンナは、善悪2つの心を持つようになりました。良い心の時は赤いハート、悪い心の時は青いハートが胸に光ります。本人の意思と関係なく、突然心が入れ替わります。さらに不幸なことに、ロールパンナは悪い噂を信じました。「アンパンマンはお前の敵だ」と、ばいきんまんから吹き込まれたのです。ロールパンナは、正義の味方アンパンマンと戦うようになりました。青いハートが光る、悪の戦士になったのです。ただ最新作の映画では、なぜかロールパンナはアンパンマンをほめたり、応援したりするそうです。以前ジャムおじさんは、ロールパンナについて予言したそうです。「いつか悪い心に勝つ日がやって来るだろう。」その日が来たのでしょうか?何のために生まれて来たのか、悟ったのでしょうか。ロールパンナの青いハートは、もう光らないと良いですね。

 人が悪い心を持つようになったのは、バイキン草のエキスのせいではありません。悪魔(サタン)のささやきに従ったからです。人には、もともと良い心が与えられていました。神の良い心につながり、その御心に従う心です。ところが人間は、神の御心に疑いを抱きました。「神はお前の敵だ」と言うサタンの噂=嘘を信じたのです。人はこう考えました。「善悪の区別は、もう神に聞かない。自分たちだけで判断する。」こうしてアダムとエバは、善悪を判断する知識の木の実を食べました。人の心は、神の完全な良い心との無線接続が切れました。光輝いていた心に、暗い影の部分が生まれました。ハートが赤だけでなく、青く光るようにもなったのです。世界中で次々と、殺人事件が起きています。暴力もあります。お金を盗む人や嘘をつく人もいます。ハートが青く光る人は、たくさんいます。でも他人事ではありません。天国のX線検査をすると、私たち全ての人の心に暗い影が見えるのです。

 イエス様は、私たちの心を癒しに来られました。私たちの心は、死に至る重い病気にかかっていました。知らないうちに、暗い影が心全体に広がっていました。それが悪いものなのかどうか、自分で判断できない状態でした。聖書のみことばは、天国のX線のようです。私たちの心に暗い影があると教えてくれます。イエス様は、最高のお医者さんです。私たちの心から、暗い影を全て取り除かれます。人の心を神の御心につなぎ直す、バイバス手術をして下さいます。私たちは何のために生まれて来たのか、イエス様が教えて下さいます。私たちの心を良いものに変え、祝福の実を結ばせて下さるのです。

「しかし、良い地に落ちたものとは、こういう人たちのことです。彼らは立派な良い心でみことばを聞いて、それをしっかり守り、忍耐して実を結びます。」(ルカ8:15)

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2018年7月15日 (日)

本物のキリストを信じて生きる

 先日、オウム真理教の教祖や元幹部に死刑が執行されました。地下鉄サリン事件から、23年です。ずいぶん時間が経ちました。事件当時、私は3年間の米国留学を終え、そろそろ帰国する頃でした。阪神淡路大震災の直後でもあり、日本は大変な時を迎えていると感じました。悪いニュースばかりでなく、良いニュースを伝える必要があるとも思いました。「尊師」が語る偽物の真理ではなく、聖書が語る本物の真理、イエス・キリストの福音です。

 オウム真理教は、最初はヨガ教室だったそうです。ヨガは、もともと仏教やヒンズー教等の修行方法でした。輪廻(生まれ変わりのサイクル)からの自由を目指す修行です。麻原教祖はその自由を手にし、超能力を身に付けたと主張しました。自分はヒンズー教の最高神の一人、シヴァの生まれ変わりだと言いました。その後、自分のことをキリストだとも言ったようです。自らを神格化した教祖は、さまざまな宗教をごちゃ混ぜにした教えを「真理」だと語りました。1989年には、信者が約1万人いたそうです。90年の衆議院選には、25人が立候補しました。全員落選しましたが、派手な選挙活動がテレビで放映され、宣伝になりました。教祖は盛んにテレビやラジオの番組に出演し、雑誌のインタビューを受けました。講演会を開き、出版物もたくさん発行しました。でも人目につかない場所では、邪悪な種が芽を出しつつありました。教祖に従わない信者は殺されました。批判活動をした弁護士も家族ごと殺されました。選挙で負けた後、教祖は無差別テロを計画し始めました。次々と人を殺し、ついに地下鉄サリン事件が起こりました。教祖は偽のキリストで、彼が教えた「真理」も偽物でした。教えに従った弟子たちは、多くの人のいのちを計画的に奪ったのです。

 驚くべきことにオウム真理教は、名前を変えて今も活動を続けているようです。Alephという名前です。Aleph(アレフ)とは、ヘブライ語アルファベットの最初の文字で、英語のAにあたります。「一から出直して再出発するため、この名称とした」という説明があったようです。なぜヘブライ語を選んだのかは、よく分かりません。数学でアレフ(ℵ)は、無限集合を表わす記号とのこと。数えきれないものの集まりです。ひょっとしたら、数えきれないほど多くの信者を集めたいという意味で、この名前を選んだのかもしれません。

 ヘブライ語のアレフは、数字の1も表わします。唯一の神を表わすと言われます。その文字は上のカンマのような曲線、斜めの直線、下の逆カンマのような曲線という3つの部分から成り立っています。唯一の神を表わす文字に3つの部分があるというのは、面白いですね。まるで父、子、聖霊の三位一体の神を表わしているようです。上のカンマは天の領域、下の逆カンマは地上の領域、斜めの線はその2つをつないでいるとも言われるようです。もしそうなら上のカンマは父なる神、下の逆カンマは子なる神イエス、斜め線は聖霊なる神ともイメージできますね。そう考えるとアレフの文字は、それ自体が重要な真理を表わすかのようです。「父なる神から聖霊を注がれたイエスこそが、キリストだ」という真理です。Alephの信者の人たちも、この真理を知ってほしいですね。

 本物と偽物を見分けるため、私たちには聖書が与えられています。聖書のみことばは、天国のハズキルーペのようです。このルーペをかけると、世界は変わる。本物と偽物の違いが、大きく見えちゃうんです。聖書のみことばを通し、私たちは本物のキリストと出会います。偽物でなく、本物を信じることができます。新しいいのちを受け取ります。その良いニュースを他の人に伝えることもできるのです。

「イエスはこれを聞いて驚き、振り向いて、ついて来ていた群衆に言われた。『あなたがたに言いますが、わたしはイスラエルのうちでも、これほどの信仰を見たことがありません。』」(ルカ7:9)

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2018年7月 8日 (日)

天国のヒーローづくりに参加する

 サッカーワールドカップは、ベスト4が出そろいました。日本はベスト16でしたが、その戦いぶりは多くの人の心に残りました。「真のサムライの戦いを見せてくれた」というコメントもありました。サポーターが観客席をきれいに掃除して帰る姿も話題になりました。ベルギー戦に負けた後の日本代表の礼儀正しさも、多くの人に感銘を与えました。彼らはサポーターに感謝し、メディアの取材を受け、ベンチや控室をきれいに片づけて帰りました。ロッカールームには、ロシア語で「スパスィーバ(ありがとう)」と書いたメッセージを残しました。青い折り鶴も3羽置いて行きました。FIFAのスタッフの人は、こう言ったそうです。「彼らは全てのチームのお手本だ。日本代表を迎えられて光栄だった。」

 東京大学とベネッセは3年前、子供が将来なりたい職業についてアンケート調査を行いました。小学校4年から6年の男の子が将来なりたい職業の第1位は、サッカー選手です。2位は野球選手。女子は少し現実的で1位はケーキ屋・パティシエ、2位は保育士・幼稚園の先生。中学生になると男子も少し現実に近づくようで、1位は学校の先生。でも2位はサッカー選手です。野球選手も7位に入っています。中学生女子は1位が保育士・幼稚園の先生、2位が看護師。多くの男の子にとって、サッカーや野球等のスポーツ選手はヒーローのようですね。いつか自分もそのようになりたいと憧れる存在なのでしょう。子供たちにとっても、お手本と言えます。

 ヒーロー(ヒロイン)とは、何か偉大なことをして人々に尊敬される人のことです。聖書の中には、たくさんのヒーローやヒロインが出て来ます。アブラハムは創造主なる神の約束を信じ、ヒーローになりました。神の導きに従って自分の故郷を去り、約束の地に向かいました。年をとっても、子供が与えられると信じ続けました。たった一人の子が死にそうでも、子孫が星の数のようになることを信じ続けました。その信仰は、全ての人のお手本になりました。神はアブラハムへの約束を守り、彼を信仰のヒーローにして下さいました。

 アブラハムのひ孫のヨセフも、ヒーローになりました。彼は、数々の試練の壁を跳び越えました。兄たちに裏切られ、ヨセフはエジプトで奴隷になりました。住んでいた家の奥さんに裏切られ、彼は牢に入れられました。囚人仲間にも裏切られ、2年間、監獄から出られませんでした。でも神は、奇跡的な方法でヨセフを監獄から解放されました。囚人だったのに突然、エジプトの指導者になりました。自然災害に苦しむ多くの人に彼は食料を配給しました。兄たちと和解し、食料のあるエジプトに家族を呼び寄せました。神の奇跡により、ヨセフはいくつもの壁を跳び越え、不屈のヒーローになったのです。

 神は、この他にも数多くのヒーローやヒロインをつくって来られました。聖書には、そのような人々の生き様が記されています。私たちのお手本です。彼らは神とともに生き、偉大な人生を歩みました。でも神は、ごく一部の人をヒーロー・ヒロインにしたいのではありません。全ての人を神の国のヒーロー・ヒロインにしたいと願われています。イエス・キリストを信じる人は、神とともに生きることができます。神に導かれる偉大な人生を歩むことができるのです。

 全てを捨ててついて来た弟子たちに、イエス様はこう言われました。「たとえ貧しくても、君たちは祝福されている。君たちは神の国のヒーローだ。」同じことばは今、イエス様を信じる全ての人に与えられています。私たちは天国のワールドカップに出場しています。ヒーローづくりの大会です。誰かにアシストされ、私たちはヒーローになります。同時に私たちは誰かをアシストし、ヒーローをつくるお手伝いをします。試合後、私たちは皆、天の大観衆の前に呼ばれます。私たち一人ひとりにイエス様が、ヒーローインタビューをして下さるのです。

「イエスは目を上げて弟子たちを見つめながら、話し始められた。『貧しい人たちは幸いです。神の国はあなたがたのものだからです。』」(ルカ6:20)

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2018年7月 1日 (日)

常識の壁を跳び越える

 先日は大阪で地震がありましたが、2年前は熊本で大きな地震がありました。私は、熊本市内に友人がいます。地震の後、私はボランティアを兼ね、彼に会って来ました。友人は一時、家族とともに避難所生活をしました。でも私が訪ねた頃は、もう自宅に戻っていました。お見舞いに行ったのですが、逆にたくさんご馳走してもらいました。繁華街にある老舗レストランにも行きました。美味しい料理を堪能した後、シェフがご挨拶に来られました。友人は、私を牧師だと紹介しました。するとシェフは不思議そうな顔をして、こう言ったのです。「日本人なのに?」その質問は、あまりに意外でした。とっさに何と答えたら良いか、分かりませんでした。そこで私は、いつもの日本人的な応答をしました。何も言わず、笑顔でうなずいたのです。

 シェフの質問は、私の心に残りました。ホテルに帰った後、何と答えるべきだったか考えました。例えば、こうです。「少ないけど、日本人のクリスチャンもいるんですよ。もちろん、牧師も神父もいます。信教の自由が憲法で保障されています。自由のない時代にも、天草にキリシタンがいたじゃないですか。(世界遺産にもなりました!)プロテスタントにも、明治の初めに熊本バンドと呼ばれる人たちがいました。日本で最も早く信者になったグループの一つです。聖書の神様は、世界の一部の人の神ではありません。全てを造られた神ですから、あらゆる国の人の神様です。日本人にもそれを知ってほしいと、神様は願われているんですよ。」もしシェフに再会する機会があったら、そう伝えたいと思います。

 99%の人がクリスチャンでなかったら、クリスチャンでないことがその国の「常識」になります。常識とは、その国や社会で人々が共有する知識です。たいていは暮らしに役立ちます。でも下手をすると、常識が私たちの考え方を縛るかもしれません。常識の壁の中だけで暮らし、外の世界を考えなくなる恐れもあります。それはあたかも、高い塀に囲まれた刑務所で一生過ごす人生のようです。シャバがどんな世界なのか、よく分かりません。関心すらなくなります。塀の中が人生の全てになるからです。そこでは毎日、規則正しい生活をします。1日3度、食事ができます。栄養バランスが良く、健康を保てます。仕事もあります。家具や食器などを丹精込めて作り、お客さんに喜んでもらえます。勉強して資格を取ることもできます。運動会やスポーツ大会もあります。牧師やお坊さんの話も聞けます。(私も以前、函館の刑務所に話しに行っていました。)何よりも、安心して寝る場所があります。シャバよりも刑務所の方が良いと思う人たちも、実際にいます。でも、刑務所に決してないものが一つあります。自由です。好きな時に食べたい物を食べる自由、行きたい所に行く自由、話したい人と話す自由がありません。自由は、シャバにいる私たちの特権なのです。

 イエス様は、私たちを常識の牢獄から解放して下さいました。天のシャバに私たちを連れ出して下さいました。天のシャバには自由があります。いつでもどこでも、好きな時に王であるイエス様とお話できます。どんな小さなことでも、王様に相談できます。私たちは、伝統や文化の牢獄から解放されています。国籍や性別、年齢の牢獄から解放されています。財産や地位の牢獄からも解放されています。常識の刑務所を後にし、天のシャバで自由に生きることができます。イエス様が、私たちの身元引受人です。出所した私たちには、お祝いの新しいぶどう酒が溢れるほどに注がれています。聖霊のぶどう酒です。イエス・キリストを信じる人は、新しいぶどう酒を入れる新しい皮袋のようです。古い皮袋は皮が伸びきって、塀の外の世界をもう想像できなくなっています。でも新しい皮袋には、まだ伸びしろがあります。聖霊の力により、どんな常識の壁をも跳び越えることができるのです。

「まただれも、新しいぶどう酒を古い皮袋に入れたりはしません。そんなことをすれば、新しいぶどう酒は皮袋を裂き、ぶどう酒が流れ出て、皮袋もだめになります。新しいぶどう酒は、新しい皮袋に入れなければなりません。」(ルカ5:37-38)

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2018年6月24日 (日)

天国のイメージキャラクターになる

 所沢市のイメージマスコットは、「トコろん」です。全体の形は、ひばりがモデルだそうです。所沢のシンボルの鳥です。頭には、プロペラがついています。日本初の飛行場が所沢に作られたからです。今の航空公園の場所です。首に巻いた緑色のスカーフは、狭山茶をイメージしています。この地域一帯の特産品ですね。トコろんは8年前に誕生しました。所沢が市になって60周年の時です。好きな食べ物は、焼き団子、うどん、お茶。趣味は、野球とバスケットの試合観戦。もちろん応援するのは、埼玉西武ライオンズと埼玉ブロンコスです。尊敬するのは、コバトン(笑)。コバトンとは、埼玉県のイメージマスコットです。トコろんの使命は、所沢市のPR活動です。TwitterやInstagram、Facebookに投稿しています。ブログも書いています。LINEスタンプもあります。4月は、航空公園でトコろんコンサートが開催されました。栃木や千葉、茨城のイベントにも参加しました。先月は所沢市内2カ所と東京スカイツリータウンのイベントに参加しました。所沢のイメージアップのため、頑張っています。

 所沢のゆるキャラはトコろんだけかと思っていたら、他にもいるようです。その一つは「ラッキーパンダ」。ゆるキャラブームが始まる前の2000年、突然街に現れたそうです。出会うとその日は幸福になれると言われています。「ところ茶ん」というキャラクターもいます。所沢が狭山茶の産地であることをPRしています。(でも、一番の生産地は入間だそうです。笑)「航空戦士トコロザワン」というヒーローもいます。所沢侵略を企てる悪の軍団と日夜闘っているそうです。イメージキャラクターは、この他にもまだまだいるようです。それぞれの特徴が生かされ、所沢がイメージアップすれば良いですね。

 イエス様は、天国のイメージキャラクターとしてこの世に来られました。天国のイメージアップをして下さいました。イエス様からは、天国の麗しい香りがしました。苦しむ人や傷ついた人に、イエス様は手を差し伸べられました。その深い憐れみにより、人々は癒され、励まされました。高ぶる人には、悔い改めが求められました。天国の方向に向き直すように、強い促しがありました。へりくだった人や信仰に満ちた人は、イエス様から誉められました。天国は、そのような人の国だと言われました。イエス様は、弟子たちの足も洗われました。天国には、競争や争いがありません。自らへりくだり、愛をもって互いに仕える人々の国です。イエス様はしもべのようになって弟子たちの足を洗い、彼らに天国の様子を教えられたのです。そしてイエス様は、十字架で自ら命を捨てられました。私たちの身代わりとなり、罪を背負って下さいました。その姿は、天国の深い愛を表わしています。先日、新幹線で亡くなった男性は、同じ車両にいた他の人の身代わりになりました。尊い犠牲でした。イエス様も、同じように身代わりをされました。地球上に生きる全ての人のためです。そして3日目に、イエス様はよみがえられました。天国のいのちの力を、イエス様は私たちに示して下さったのです。

 天国のイメージキャラクターの働きは、今も続いています。イエス・キリストを信じる人が、イエス様の働きを引き継いでいるのです。弟子たちは、エルサレムからユダヤ、サマリヤ、地の果てへと遣わされました。アンテオケにいた弟子たちは、町の人々から「キリストのようだ」と言われました。彼らは、天国のイメージキャラクターの役割を果たしたのです。世界中のクリスチャンが今、それぞれの働きの場所に遣わされています。派遣された先で、天国が素晴らしい所であるとPRしています。私たち一人ひとりは、「天国のトコろん」のようです。一人ひとりのクリスチャンが、天国のイメージアップを担う重要なキャラクターとされているのです。

「しかしイエスは、彼らにこう言われた。『ほかの町々にも、神の国の福音を宣べ伝えなければなりません。わたしは、そのために遣わされたのですから。』そしてユダヤの諸会堂で、宣教を続けられた。」(ルカ4:43-44)

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2018年6月17日 (日)

荒野の真中で愛を叫ぶ

 最近は、「インスタ映え」する旅行が流行りのようです。インスタ映えとは、インスタグラムというネット上のサービスに写真を投稿した時、見栄えが良いことです。去年の流行語大賞に選ばれました。静岡県では今、インスタ映えする観光名所の一つとして、浜名湖を宣伝しています。浜名湖は遠浅で、海の水が混ざった湖です。そのため1日2回、潮が引くと、湖の真中に人が立てる浅瀬が現れるそうです。水の上に立ったように見えるロマンチックな場所で、とっておきの写真がとれるとPRしています。ツアーの名称は、「浜名湖の真ん中で愛を叫ぶ!」。参加者は、もれなく「浜名湖真ん中到達証明書」がプレゼントされるそうです。

 「愛を叫ぶ」イベントは、日本のあちこちで開催されています。群馬県の嬬恋村では毎年、「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ」というイベントがあります。略称「キャベチュー」。福島県のスパリゾートでは、「ハワイアンズの中心で妻に愛を叫ぶ」というイベントがあります。略称「ハワチュー」。その他にも「東京湾の中心で愛を叫ぶ」や「日比谷公園の中心で妻に愛を叫ぶ」、鳥取では「砂丘の中心で愛を叫ぶ」というイベントもあったそうです。

 14年前、「世界の中心で愛を叫ぶ」という映画とTVドラマが大ヒットしました。当時は、映画の主題歌「瞳をとじて」もミリオンセラーになりました。「セカチュー」という略称も、流行語大賞のトップテンに入りました。ご存知の通り、白血病で死ぬ高校生アキとそのボーイフレンド・サクのラブストーリーです。サキは、自分の遺灰を豪州のウルル(エアーズロック)にまいてくれと遺言します。そこが世界のヘソ、中心と呼ばれることを知り、アキは一度行ってみたいと思っていました。死んで骨になっても、そこに辿り着きたいと思ったのかもしれません。サクはウルルに行き、アキの遺灰を握りしめて愛を叫びました。泣き崩れながら、彼女の名前を大声で叫んだのです。

 サクにとってウルルは、世界の中心と言うより、荒野のようでした。聖書の中で荒野は、苦しみを象徴する場所です。そこには水が十分ありません。食べ物もありません。スマホもネットもありません。インスタ映えする写真をアップできないし、誰も「いいね」と反応しません。自然の美しさはあります。静けさもあります。死を身近に感じる場所です。だからこそ、いのちの恵みを一層強く感じます。神は、荒野を訓練の場所として用いられます。エジプトを脱出したユダヤ人は40年間、荒野で訓練を受けました。神を信じ、その教えに従えば、全ての必要が満たされることを彼らは学びました。サウルの王宮を脱出したダビデも10年間、荒野で訓練を受けました。神が全ての危険から人を守り、約束を必ず果たされることを彼は学びました。王妃イゼベルの剣から逃れた預言者エリヤも、荒野で訓練を受けました。プランAがダメでもプランBがあると告げられ、彼は再び希望を見出したのです。(全知全能の神には、いくらでもプランがあります!)

 バプテスマのヨハネが大声で叫んだのも、荒野でした。そこは、いわば世界中の苦しみが集まるような場所です。病気の人。悪霊に悩む人。いじめられる人。貧しい人。絶望した人。多くの人が、今もそれぞれの荒野で苦しんでいます。ヨハネは、そのような人々に救いが来ると告げたのです。

 その救いを実現されたのが、イエス・キリストです。イエス様は全世界を治める王であり、世界の中心です。中心から遠く離れた、荒野のような私たちの世界に王が降臨し、神の愛を叫んで下さいました。その愛を信じる人は今、王の使者として全世界の荒野に遣わされています。荒野の真中で苦しむ人に神の愛を叫ぶためです。私たちが荒野で叫ぶ姿は、天の御国で「インスタ映え」しています。天使たちが写真を撮り、天国ネットにアップしてくれます。イエス様はそれを見て、「いいね」を押して下さるのです。

「…荒野で叫ぶ者の声がする。『主の道を用意せよ。主の通られる道をまっすぐにせよ。すべての谷は埋められ、すべての山や丘は低くなる。曲がったところはまっすぐになり、険しい道は平らになる。こうして、すべての者が神の救いを見る。』」(ルカ3:4-6)

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2018年5月27日 (日)

天からのギフトを受け取る

 贈り物が好きな人は、多いですね。日本では、1年を通してプレゼントを贈る習慣があります。1月は新年の挨拶のお土産やお年玉、成人式のお祝い。2月はバレンタインデー。3月は雛祭りのお祝いやホワイトデー、卒業祝や退職祝。4月は入学・進学・就職のお祝い。5月は子供の日や母の日。6月は父の日。7月はお中元。8月は帰省のお土産。9月は敬老の日のプレゼント。10月は私の誕生日(笑)。11月は七五三。12月はお歳暮やクリスマスプレゼント。この他にも結婚祝や出産祝、長寿のお祝いがあります。周りの人の誕生日や結婚記念日等もあります。贈り物をあげたり、もらったりするのは、私たちの生活の大切な一部分です。

 昨年のある調査では、日本国内で購入されるギフトを合わせると、1年間で約10兆円になるそうです。日本の国家予算の1/10ほどです。お中元やお歳暮、結婚祝等、儀礼的なギフトは減少傾向で、増えているのは身近な人へのカジュアルな贈り物とのこと。品物は、食品が圧倒的に多いそうです。母の日にも、花とスイーツのセットが人気だと聞きます。そう言えば私も今年、カーネーションと和菓子を一緒に買いました(笑)。贈る側と贈られる側が一緒に楽しむ「共有型ギフト」も、増えているそうです。例えば、母と娘とのランチや父の日のお取り寄せグルメ、敬老の日の温泉や写真撮影等。一緒に楽しめるなら、贈る側の人も一層楽しみですね。最近は、メールやLINE、Facebook等を通してプレゼントを贈る人も増えているようです。これらは、「ソーシャルギフト」と呼ばれるそうです。ネット時代の新しい形のギフトですね。

 聖書の時代には、ネットはありませんでした。でも人々は、天からたいへん貴重なギフトをいただきました。聖霊のギフトです。アブラハムは聖霊を通し、祝福のメッセージを受け取ったと言えます。「あなたの子孫を通し、全世界が祝福される」と聖霊は語られました。モーセには、聖霊による奇跡の力が注がれました。ユダヤ人奴隷をエジプトから解放するためです。シナイ山では聖霊を通し、神の教え(律法)が授けられました。荒野の40年間は、食品のギフトも欠かさずいただきました。モーセの後継者ヨシュアも、聖霊のギフトを頂戴しました。聖霊の導きにより、彼らは約束の地を拝領したのです。羊飼いの少年ダビデも、聖霊のギフトをいただきました。将来、イスラエルの王となるためのギフトです。聖霊が与えた信仰により、彼は巨人ゴリヤテとの戦いに勝利しました。ダビデには、イスラエル統一王国と首都エルサレムもプレゼントされました。そして彼は聖霊を通し、自分の子孫が永遠の王となるメッセージも受け取ったのです。

 イエス様はアブラハムの子孫、ダビデの子孫としてこの世に来られました。聖霊のギフトにより全世界を祝福する、永遠の王です。私たちは、伝統と文化の奴隷でした。罪と死の呪いに縛られていました。それらの呪縛から、イエス様は私たちを解放されました。十字架により、全ての人の罪を帳消しにされました。そして聖霊の力により、復活の奇跡を行われました。

 聖霊のギフトは今、イエス様を通し、世界中の人に贈られています。他にどんなギフトがあるのかも、聖霊は教えて下さいます――創造主なる神の恵み、救い主イエス、永遠のいのち、希望に輝く人生――。聖霊を通し、私たちは神が造られた世界を正しく理解することができます。自分自身を正しく理解することができます。神の愛の素晴らしさを正しく理解することができます。聖霊により私たちは、イエス様から始まった新しい時代にふさわしい生き方ができます。聖霊は、天から私たちに贈られた「共有型ギフト」です。贈る側の神も贈られる側の私たちも、一緒に楽しむことができます。お金で買えない価値がある、天からのギフトは、まさに「プライスレス」です。

「その後、わたしはすべての人にわたしの霊を注ぐ。あなたがたの息子や娘は預言し、老人は夢を見、青年は幻を見る。その日わたしは、男奴隷にも女奴隷にも、わたしの霊を注ぐ。」(ヨエル2:28-29)

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2018年5月13日 (日)

風と共によみがえる

 先週ネットサーフィンをしていたら、新しい発見がありました。アンパンマンのキャラクター、ドキンちゃんのモデルは、映画「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラだと言うのです。昔は子供たちと一緒にアンパンマンのテレビを観たり、絵本を読んだりしました。長女は、ドキンちゃんのぬいぐるみも持っていました。アンパンマンのキャラクターの中で、唯一のぬいぐるみでした。ドキンちゃんを連れて、家族で都心にドライブに行ったこともあります。でもドキンちゃんにモデルがいた話は、先週まで知りませんでした。ドキンちゃんの声を担当していた声優の鶴ひろみさんは、昨年11月に急死されています。首都高で運転中に、大動脈解離という病気になったとのこと。高速道を吹き抜ける風と共に、突然この世を去られたようです。

 ドキンちゃんは、人気キャラクターの一つです。ありのままの子供のようだからかもしれません。カワイイけど、わがまま。時々素直で、優しいこともある。しょくぱんまんに恋心を抱く姿はけなげで、スカーレット・オハラのようです。やなせたかしさん作詞によるテーマソングも、先週発見しました。1番の歌詞は、こうです。「私はドキンちゃん。なるべく楽しく暮らしたい。お金はたくさんあるのがいい。おいしいものを食べたいし、遊んで毎日暮らしたい。」3番の歌詞も笑えます。「生まれた時から美人だし、頭の回転すばやいし、この世の終わりが来た時も、私一人は生き残る。」ドキンちゃん自身は、どんな風が吹いても関係なさそうですね。

 「風と共に去りぬ」という米国映画は、1939年の作品です。空前の大ヒットとなり、アカデミー賞9部門を獲得。米国映画ベスト100のランキングでは、今でも上位に名前が出て来る名作の一つです。ストーリーは、南部のお金持ちの家に生まれた自信家の美女スカーレットの話。南北戦争の嵐の中、彼女は友人も娘も夫も失い、絶望しそうになります。それでも彼女は、諦めませんでした。もう一度やり直そうと決意します。映画の最後のセリフは、背後のテーマ曲とともに実に印象的です。私もこのセリフに励まされました。「After all, tomorrow is another day.(結局、明日はまた来る。)」「風と共に去りぬ」というタイトルは、南北戦争の嵐と共に、米国南部の白人の上流社会が消え去ったという意味だそうです。スカーレットにとっては、家族や友人が去ったという意味もあったのでしょう。しかし彼女の心には、新たな希望の風が吹き込みました。その風を受けて、彼女は再び立ち上がることができたのです。

 聖書では、風は聖霊の象徴です。ヘブライ語では風と息、霊の3つが、同じ1つの単語で言い表されます。ルアーハという単語です。天地創造の時には神の風が吹き、あらゆる生き物に命が授けられました。人はこの風を受け、地上での命を保っています。ノアの時代には、神が風を吹かせると洪水の水が引きました。神の風により、地上の生活がよみがえったのです。モーセの時代には、約束の地の方向から強い風が吹き、海が二つに分かれました。その「神風」が、ユダヤ人たちの命を救いました。聖霊の風が、彼らに新たなよみがえりの人生を与えたのです。

 イエス様が来られる500年以上前、預言者エゼキエルはある幻を見ました。「神風」が吹くと、干からびた骨が生き返る幻です。イエス様はその幻を実現し、墓の中からよみがえられました。イエス・キリストを信じる人は、同じように復活のいのちを授かります。わがままな自分は去り、聖霊の風と共に生きる新しい自分を体験できます。どんなに絶望的な状況の中でも、神の風が希望で満たして下さいます。神が明日を与えられます。私たちは、風と共によみがえることができるのです。

「…これらの骨に預言せよ。『干からびた骨よ、主のことばを聞け。神である主はこれらの骨にこう言う。見よ。わたしがおまえたちに息を吹き入れるので、おまえたちは生き返る。』」(エゼキエル37:4-5)

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