科学者たち
先日、ある大学の教授をしている友人を久しぶりに訪問しました。キャンパス近くのイタリアン・レストランで昼食をご馳走になり、歓談の時を持ちましたが、何でも最近、村上陽一郎氏の講演を聴いたとのこと。同氏の著書、「科学史からキリスト教をみる」について私が話すと、その本の内容についても、村上氏は講演で語ったそうです。
(「科学史からキリスト教をみる」については、こちら→ http://lifestream.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_51ee.html)
啓蒙主義以降、多くの科学者たちは、神抜きの知識体系を構築しようとしてきました。しかし、それでは「科学的に」説明がつかない現象があることも確かです。科学が万能であるかのような現代にあっても、クリスチャンの科学者たちは、すべてが全知全能の神によって創造されたことを信じています。そして、創造論的な立場から科学的研究を進め、その仮説の是非を世に問う人たちも出て来ています。
米国ペンシルバニア州リーハイ大学で生化学を教えるマイケル・ビーヒー(Michael J. Behe)博士は、「ダーウィンのブラックボックス(Darwin's Black Box)」という著作で、進化論では説明不可能な「最低限の複雑さ(irreducible complexity)」について語っています。(この本の日本語訳は、古本ならアマゾンのマーケットプレイスで手に入るようですが、9,000円近くの値段がついています。苦笑)
最近の研究で明らかになってきたのは、ダーウィンが「見る」ことのなかったミクロの世界でさえ、突然変異ではまったく説明がつかない整然とした秩序があるとのこと。ビーヒー博士は、この「奇跡的」な秩序は偶然の産物ではあり得ず、「知的な存在」が設計したものとしか考えられないという説を展開します。いわゆる「インテリジェント・デザイン(Intelligent Design; 知的設計)」論です。
天文学者のヒュー・ロス(Hugh Ross)博士は、「宇宙の起源(The Creator and the Cosmos)」という本の中で、世界の主要な宗教の聖典を調べた経験について記しています。同博士はその調査の結果、聖書の天地創造の記述が、最新の科学的な宇宙研究、特にビッグバン理論とまさに合致していることを発見したのです。
「宇宙は、生命が誕生するためのさまざまな条件を、奇跡的に『ちょうど良い』ように備えている。数え切れないほどの諸条件がみごとに調和する、宇宙の奇跡的な秩序を目のあたりにすれば、創造主なる神が存在することは明らかである」というのが、ロス博士の主張です。(「宇宙の起源」日本語版は、こちらで購入できるようです。→ http://www.konkyo.org/)
ひたむきに研究を進める科学者たちの中にも、創造主なる神様の秩序と愛を告げ知らせる「証し人」たちがいます。聖霊なる神様は、彼らの声を通しても、人々に真理とは何かを語りかけられています。私たちは、神様の素晴らしい栄光のわざを喜び、いつも感謝をもって生きていきたいですね。
「神はお造りになったすべてのものを見られた。見よ。それは非常に良かった。」(創世記1:31、新改訳第3版)
P.S. こちらのDVD「生命の謎に迫る」-岐路に立った進化論-もオススメです。→ http://www.ffj.gr.jp/new/video.htm
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