教育

2008年1月16日 (水)

国際理解教育

Img_11581 昨日は、韓国大学生チーム(YWAM)とともに、函館中部高校を訪問しました。昨年や一昨年と同様、歴史と現代社会(?)の授業にお邪魔して、日本の高校生たちとの交流の時を持ちました。今回は、高1の2クラスでした。

「新しく選ばれた韓国の大統領に何を期待するか」と日本の学生が質問すると、韓国人の一人は、日本でも報道されていた通り、「経済発展」と答えました。「私たちは大学生なので、特に就職問題に関心があります」というコメントがつきました。

「韓国で人気のある職業は何か」という質問に対しては、「医者、公務員、学校の先生」という答えでした。「安定しているから」という理由です。これも、現在の経済情勢が反映しているのかもしれませんね。韓国も、日本と同じなんだと相づちを打っている人たちがいました。

若い人たちですから、やはり一番盛り上がったのは、好きなアニメやドラマ、芸能人などの話題です。韓国の人たちから「ワンピース」、「NARUTO-ナルト-」、「クレヨンしんちゃん」、「のだめ」、「花より男子」、「ホタルノヒカリ」、「1リットルの涙」などのタイトル、そしてキムタクや藤原竜也、上野樹里、沢尻エリカなどの人名が挙がっていました。(その他、あまり多くて覚えていません。笑)ペ・ヨンジュンやチャン・ドンゴン、そして韓国のお笑い芸人に関する質問もありました。

教科書やマスメディアのフィルターを通して、間接的に見る隣国ではなく、高校生や大学生たちが直接対面し、話をするこのような機会は、「国際理解教育」の一助となっているのかもしれません。以前、私と妻がお手伝いしていた「国際交流センター」でも、留学生たちが小学校や中学校を訪問する「学校交流」というイベントがありました。言葉を交わした韓国と日本の学生たちが、互いに何かを受け取り、両国の将来における友好関係を築いて行ってほしいですね。

「あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。」(ローマ12:18、新改訳第3版)

(写真は、クラスで自己紹介をする大学生たち)

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